SPFが高いと肌トラブルのリスクも高まる
日焼け止めクリームを購入する時に見ているSPF値。
何だかよく分からないけど高い方が日焼け止め効果が高いと思っていませんか?
実はSPFが高い日焼け止めクリームを使用し続けると肌トラブルの原因になります。
- SPFとは?
SPFという数値単位は、時間のことを指しています。
20〜25分を1として考えます。
SPF10というのは、SPF1を20分とした場合、200分ということになります。
日焼け止めクリームを何も付けないでいるよりも
日焼けを200分遅らせるという計算になります。
ここだけ聞くと、SPFの低い商品でも十分な
日焼け止め効果を発揮するのではないかと思いますが、
目安として日焼け止めクリームを1平方センチメートルあたり2mgずつ
肌に塗った場合のことを指しているので、
かなりの量を塗らないと効果がないということです。
さらっと薄く塗った場合、その効果は半減してしまうことが分かります。
- 日焼け止め効果と肌への負担
確かに、SPFが高い日焼け止めクリームを使用する方が
より高い日焼け止め効果を得られますが、肌への負担も少なからずあります。
日焼け止めクリームは、紫外線を吸収して
熱に代えて放出する作用がある「紫外線吸収剤」と、
紫外線を散乱することで肌を守る働きをする
「紫外線散乱剤」という成分が配合されています。
2つとも紫外線から守ってくれる働きの反面、肌荒れや乾燥を
招く原因にもなる成分で、長時間使い落としきれず肌に残したままにしておくと、
ピリピリと肌に刺激を感じたり、痒くなってしまったり、
ニキビや吹き出物の原因になります。
長い間強い効果のある日焼け止めを使い続けるのは
肌への負担が大きくなるためおすすめ出来ません。
- まとめ
海や山など屋外でのレジャーを楽しむためには
SPF30以上の日焼け止めを使うことにします。
日常生活での外出前はSPF10〜15ほどの弱いものを使用して、
なるべく肌に負担をかけないようにすると良いでしょう。
落としにくい日焼け止めクリームを使用したら、
専用のクレンジングできちんと落とすことも大切です。
今は専用のクレンジングが必要ないクリームも出ていますので、
そういった物を選ぶと負担が少なくて良いかもしれません。
また、敏感肌やアトピーなど、元から肌の弱い人は、
日焼け止めサプリメントで身体の内側から紫外線対策をすることをお勧めします